こども園あきた風の遊育舎様(旧:あきたチャイルド園様)
■建築概要
所在地 | 秋田市土崎港西三丁目8-28 |
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事業主 | 社会福祉法人風の遊育舎様 |
理事長 | 澤口勇人様 |
設計者 | サムコンセプトデザイン/泉俊哉一級建築士 sola associates/NCU/テーテンス事務所 |
敷地面積 | 1654.88㎡ |
建築面積 | 1107.71㎡ |
延床面積 | 1056.63㎡ |
総園児数 | 定員150名+園児弾力化受入(0~5歳児) |
※地上一階建鉄骨造(耐火建築物)工期2010年9月~2011年3月
中庭/center park 屋上庭園/sky parkの施工に携わらせていただいて
園舎建設に際しては、澤口理事長と泉俊哉設計士が壁で仕切られない大きな室内空間や、中庭と屋上が繋がった外部空間で、0歳から5歳までの異年齢の子どもたちが、自由に遊び「自ら育つ力」を発揮しながら成長していくことを最大の主眼として多くの検討を経て取り組まれた事業でした。
・子供たちは自然の中から遊びを「創り出す」
・遊びの工夫から「自立」が芽生え、成長する
・多くの木々や石の遊び場で危険と安全を学ぶ
・好奇心、創造力、集中力と協調性が育まれる
等々、沢山のことを学ばせていただきました。
たくさん遊んで、たくさん食べて、しっかりと休養する…
園児たちの元気な声が聞こえます。
社会福祉法人風の遊育舎 理事長 澤口勇人様から
しかし当園の立地条件は秋田港のそばの“準工業地帯”で周囲に緑などなく、また敷地も500坪と決して広くありません。そこで考えに考えた挙句導き出した結論が、グランドレベルの園庭と屋上園庭整備による「園庭面積の最大化」でした。実際には“森”をイメージした中庭と“原っぱ”をイメージした屋上園庭が立体園庭として子どもたちの遊び場となっております。
そしてこの前例のない構想の実現に向けて、デザインや施工においては株式会社ネイティブ・スペースの佐藤社長に大いに助けていただきました。また普段もメンテナンスの面などにおいて、日々佐藤社長にアドバイスをいただいております。おかげさまで今では毎日のように子どもたちの楽しそうな声が響き渡っています。
あきたチャイルド園の園庭のあり方は、都市部において子どもたちがより自然に寄り添って生活できる一つのモデルの提案になっているのではないかと思います。
こども園こうほく風の遊育舎様(旧:港北チャイルド園様)
■建築概要
所在地 | 秋田市土崎港北六丁目1‒33 |
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事業主 | 社会福祉法人風の遊育舎様 |
理事長 | 澤口勇人様 |
設計者 | サムコンセプトデザイン/泉俊哉一級建築士 NCU/テーテンス事務所 |
敷地面積 | 1171.58㎡ |
建築面積 | 701.77㎡ |
延床面積 | 628.39㎡ |
総園児数 | 定員120名+園児弾力化受入(0~5歳児) |
「遊びの空間」の創造の一翼を担って
平成23年3月竣工の「あきたチャイルド園様」の中庭(センターパーク)と屋上園庭(スカイパーク)造りに続き、この度の「港北チャイルド園様」の園庭工事は二度目の挑戦の機会となりました。一度経験しているので安心とはいかないもので、園児たちが安全に、しかし挑戦心や好奇心・憧れをもってドキドキしながら毎日を楽しみながら過ごせる「夢中になれる遊びの空間」を造ることに、今振り返ると不安も少なくはなかったと思い出されます。
澤口理事長と泉設計士の「保育環境」の追求には妥協という文字は存在せず県内外の保育環境の生の情報をどんどん吸収し、多角的に検討して方向性を見出していく…そのエネルギーにはただただ脱帽でした。完成した保育園で子どもたちが満面の笑顔で無邪気に過ごし、心の行き届いた給食を沢山食べてぐっすりと熟睡し、そして今日もまた園庭で夢中になって遊んでいる光景を目にすると、言葉に表すことのできない大きな喜びが湧き上がってきます。
社会福祉法人風の遊育舎 理事長 澤口勇人様から
株式会社ネイティブ・スペースの佐藤社長とは、かれこれ足掛け14年のお付き合いとなります。最初は、あきたチャイルド園前園舎の園庭作り。そして次が、平成23年4月に完成したあきたチャイルド園現園舎の園庭作り。そしてこの度は、港北チャイルド園の園庭の企画および工事施工に関わっていただきました。このように長くお付き合いできたのは、佐藤社長のまじめで実直な性格があったからこそです。
今回、港北チャイルド園の園庭を形にする上でも、基本的なコンセプトはあきたチャイルド園同様、いかに厳しい敷地条件の中で、子どもたちが遊び込める園庭を創造していくかと言うものでした。そのため、これまで佐藤社長と一緒になって手がけて来た園庭を参考にしつつ、しかしそれよりももっと進化した園庭を目指して進めて参りました。その結果、園舎に包み込まれたようなグランドレベルのセンターパークと、空に向かって広がる屋上レベルのスカイパークという、とても素晴らしい外部空間を創造することができ、私としては、今回も佐藤社長と一緒に仕事ができてとても良かったと感じております。
そして今。港北チャイルド園の園庭は、毎日どもたちの楽しそうな声が絶えることのない、私たちにとって最高の”ネイティブ・スペース”となっています。
図面 <作>サムコンセプトデザイン・泉俊哉氏
ウェルビューいずみこども園様
■建築概要
所在地 | 秋田市泉菅野二丁目17-27 |
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事業主 | 社会福祉法人いずみ会様 |
理事長 | 久保田奉幸様 |
設計者 | 株式会社戸田芳樹風景計画 |
施工 | 中田建設株式会社 |
総園児数 | 90名 |
みんなで輝きあえるような教育・保育を目指す
あたたかく心を通わせ合いながら子どもたちが安心して光り輝く庭づくり
保育目標を「子どもたちが笑っている 保育者も一緒に笑っている子どもたちがはりきっている 保育者も一緒にはりきっているそして子どもとお家の人が 一緒に楽しんでいる… 」と掲げお家の人や地域の人と あたたかく心を通わせ合いながら子どもたちが安心して光り輝くような何よりもみんなで輝きあえるような教育・保育を目指す、とするウェルビューいずみこども園様の園庭造りに関わらせていただきました。
園庭造りへのこだわり
緑豊かな自然環境をいかに造り、生長を守っていくか
第一に心掛けたのが、設計者の意図である緑豊かな自然環境をいかに造り、生長を守っていくか、ということです。豊富な樹種の高中木・低木類、地被類を園庭全体に配置した設計をもとに遊びの空間として、木の香りを感じ・土に触れ・山を駆け上がり、毎日新たな発見と体験にこどもたちが夢中になれる、そんな園庭であって欲しいと願いながら携わらせていただきました。
季節で変わるもの・変わらないもの 庭づくり
庭づくりの面白いところは、季節によって表情を変えること。どの植物がどんな効果をもたらすのか、毎日新たな発見と体験にこどもたちが夢中になれるように、今回は鮮やかな草花を基本とし、ヒメリンゴ(写真右)や築山遊びなども楽しめる園庭になりました。
ネイティブ・スペースは四季折々の風情を楽しみ、故郷や里山を身近に感じることのできる環境造りを目指しています。そんなノスタルジックな想いを一緒に「形」にしてみませんか。
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秋田市N様邸
■庭園移転完成
200坪の土地に建っていた従前の建物では、内部の坪庭も屋外の庭園も既に長い年月を経て完成されたものでした。新たに移転して、形状の全く異なる300坪の土地に、新築された建物も配置から大きく変わるものでした。 庭園のプランニングに際しては、長く親しんできた「想い」が込められた木々や景石・灯篭・縁石・豆砂利、そして下草までの全てを移転し、新しい住まいに「やすらぎの空間」を残しつつ「新しい庭」を創造することが最大のテーマでした。
■図面
秋田市G寺院様
■施工前
■施工後
本堂と増築された建物(会館)との間のスペースには、古くから鎮座している桜の木と、ご当寺のご住職が集められた景石が保管されている場所でした。既存の桜を活かし、外部及び会館内部からの景観を考え、表情豊かな景石と地被類で小さな中洲とそれを囲む伊勢砂利、そして地元男鹿石で石庭風に仕上げました。
■図面